株式会社DIO・ONE様は、事業用不動産の売買仲介、および管理を主な事業とされています。法人、一般顧客を問わず、一棟もののマンションやビル、土地を対象として不動産の大小様々な相談を受け持ち、日々お客様と向き合ってサービスを提供されています。
今回デジタルヒーローは、紙で管理されている膨大な不動産の資料をデータ化し、よりお客様の要望に素早く対応することを目指すお手伝いをさせていただきました。
内容 | |
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・顧客ニーズや商品の管理が紙でアナログ ・それにより管理や提案に時間がかかっていた。 ・営業マンの経験頼りで精度に課題があった。 | |
・顧客と商品を一覧できるアプリの構築 ・顧客や商品毎の行動ログ機能 ・各種行動ログからの営業活動数値集計 ・集計データの見える化 、全社ダッシュボードの作成 ・各種営業資料の自動作成機能 | |
・情報がデータ化され、スマホからいつでもどこでも提案可能に ・活動全てを簡単登録でデータに。 ・活動数値が見える化され教育が最適化 ・1000分の1の効率化を実現(物件提案が数秒でできるから) | |
1ヶ月目:業務フローの可視化、効率化プロジェクトの設計 2ヶ月目:各種機能の深掘り調査、プロトタイプアプリの構築 3ヶ月目:全社導入 4ヶ月目:見える化シートの構築 5ヶ月目:アプリ追加機能補填、伴って見える化シートの構築 6ヶ月目以降:毎週意見を出し合いアプリを進化させ続けております。 *2024年2月以降、安定化に伴い、ミーティングを毎月1回へ。 |
インタビュー内容
(スタッフによる要約です。詳細は上部のYouTubeでご覧ください。)
田村さん:社長
川端さん:田村社長の右腕
デジタルヒーローにお願いいただいたきっかけはなんでしょうか?
(田村さん)
きっかけは、面白かったですね。Instagramでつぶやいたら、会ったこともない方から工藤さんのことを「この人すごく良いですよ!」って勧めていただいたんです。 紹介していただいた方にはまだお会いできていないので、お礼を伝えに行かないといけないなと思っています。この度はありがとうございました。 ちょうどその頃悩んでいたのがアナログな業務環境。例えば、土地や建物の資料はいまだにFAXで来ることが多いうえ、案件が即決することはほとんどないため、資料だけがどんどん溜まっていくような状態でした。 従業員がそれらの業務をこなすにも、過去に受け取った資料がどこにあったか、というのを記憶だよりに探すことにも限界があり、そのうえでお客様にピッタリな物件を分析することも人の勘をたよりにしていて、事業自体がとてもアナログな形態でした。 そんな状況を何とかできないかとInstagramでシステム開発できる方いないですか?とSOSをつぶやいたのがきっかけとなりました。
実際にどのような成果がありましたか?
(田村さん)
(新人社員でもある程度的確な提案ができるようになったことですね。) 不動産業界の中でも、事業用の仲介というのは特にアナログで、土地や一棟ものの建物はいまだにFAXでやり取りをしているような状態です。 それを今回、全部データ化して情報を細分化して登録したことで、入社して3か月目の社員や新人さんでも、どの物件がお客様に最適化ということを的確に分析できるようになりました。 これが一つ目。 二つ目は、(情報が整理されて、さまざまな業務で時間がとにかく短縮できるようになりました。) 資料の整理整頓というのが今までは紙だったので、箱を買ってきて、だいたいの感覚で箱ごとに分類していました。 今回の取り組みで全てデータになったことにより、例えば「堺市」と入力するだけで該当するものが抽出できるような仕組みになりました。 なので、時間をめちゃくちゃ短縮できています。働く時間を減らすことが出来たし、短時間でより多くの成果をだせるようになったという点で非常に成果があったと思います。 今までだったら記憶をたどって、事務所に戻って調べてみますと言って何度かお客様とやり取りを重ねる必要がありましたが、 データとして整理整頓されていて、しかもスマホで確認できるので、 お客様に対してもその場で瞬時に要望する物件を提出できるようになりましたね。 本当に1,000分の1くらいの時間に短縮できたと思っています。
サービス開始前に不安なことはありましたか?
(田村さん)
もちろん不安だらけだったんですけど…。 はじめ来られた時、この(カジュアルな)格好で来られて、大丈夫かな…?って(笑) でも新進気鋭の会社なんかは見た目より中身という世代になっているのかなとも思っていましたので、まずは話を聞いてみてという感じでした。 実際話を聞いてみたところ、お二人の理解力の高さに驚かされました。 こういうことをしたいですという話をすると、こういうことですよね?と要望がすぐに言語化されて返ってくる。 そんなやり取りをしてるうちに、この人たちめちゃくちゃできるやん!この人たちに頼んだ方が楽! という感覚があって、良いものを作りたいというよりは絶対この人たちだったら悩み事を解決してくれるんだろうなということを一回目のミーティングで感じられたので、不安は最初の5分くらいでした。
(川端さん)
正直使いこなせるのかなという不安はありましたけど、アナログには限界があるなという話は社長ともしていたので、 紙が永遠に増え続けるといろいろな整頓ができないなと思っていましたので、不安というと、使いこなせるのかなという不安だけでしたね。 新しいことに取り組むということに対しては、それは全然大賛成でしたし、分からないところやこうしたいなという要望は改善してもらえましたので、それ以外に不安はなかったです。
サービスの中で、特にここがよかったなという部分はありますか?
(田村さん)
今回一番良かったと思うところは、こちらからの色々な要望や課題を聞いて形にしていただいた、フィルターの部分ですね。課題を伝えると「こういう形がいいんじゃないですか?」と僕らが思いつかないようなところまで考えてくれました。使っているのは無料ツールですが、作っていただいたデジタルヒーローが情報を吸い取って具体的な形にしてくれたので、もっと効率的に、もっと便利にと、より良いものができました。
(川端さん)
自分たちで作ったというところですね。既製品で必要ない機能まであるようなものよりか、「あれがしたい!」「これがしたい!」を叶えられて、結果的に現場で使えるものができたなと思いますし、愛着も湧くものになりました。ここが一番良かったなと思います。
デジタルヒーローのサービスはどんな人におすすめだと思いますか?
(川端さん)
究極の面倒くさがりですね。記憶力には限界があります。作業もムラがあって、例えば営業資料の出来が人によってばらついたりもする。デジタル化すると情報がまとまることによって作業も統一化されるし、「ここみたら全部あるよ」と言う風にまとまっているのが何より一番楽ですね。なのでめんどくさがりの方ほどデジタル化を進めた方がいいと思いますね。
(田村さん)
私がまさに究極のめんどくさがりですね笑、そのくせやらないと決めたらとことんやらない。今回作ったアプリは、気が向けば機能を足したり引いたりすることができる。気が向いたらデジタルヒーローさんに相談して、一緒に作り込んでいける楽しさがある。そういったニーズがあれば合いそうですよね。 もう1つあるとすれば、新入社員さんができるだけ早く売り上げを立てられるようにするための簡単な仕組みづくりが今回の取り組みのきっかけになっていることもあって、人のスキルによって成果にばらつきのあるビジネスをされている方や、新入社員さんを受け入れていらっしゃる方などはピッタリじゃ無いかなと思います。
デジタルヒーローに要望はありますか?
(田村さん)
デジタルヒーローを独り占めしたいので、宣伝してほしくないですね(笑) あとは、その他のGoogleのツールの上手い使い方を教えた欲しいですね。もう少し軽く聞けるような形があると嬉しいです。
(川端さん)
基本的に全て対応していただき、特段要望はないのですが、デジタルヒーローが多忙になって断られたりするのはさみしいかなと思います。