先日の記事で、目標は呪いにもなりうるという話をしました。
結果的に僕は、「北極星」という価値観を目標に代替するものとして取り入れています。
目標が呪いとなって倒れた時があるからそうなったんですよね。
その時のことを、下記のように表現していました。
僕がね、もうね、27歳くらいまではこの呪いに苛まれてて、
ストレスで乾燥肌になって、
フケまみれで顔面がただれまくって、
結果的にアトピーが重症化して入院までしたもんね
そんだけいきゃあもう、
呪いだと評価せざるを得なかったよね。
そして、目標ありきの人生は、目の前の人生を破壊しかねない。
って考えたし
だからこそ、人に目標を求めないし、
目標なき人生でもご機嫌に生きる術ってあるんじゃないかって
日々追求してるんだよな。
この時のことを少しだけ具体的にお伝えできればと思います。
27歳と表現しましたが、正確には22~27くらいの間ですね
大学の卒業が見える頃から、新卒入社して、いろいろあって今の事業を始めるまでの間です。
その時の僕の目標は
「スポーツ企業で何億と売り上げて、興行に人を集めて熱狂させるオーナー社長」
というものでした。
興行は、インドと日本のアイスホッケー代表の試合で満員にするという最終ゴール
会社としては、200億の売り上げ、5万人以上の来場、スタジアムとチームをセットでいくつか抱える
個人としては、何億という報酬、地下室付きの家で楽器を触る、BBQできる庭、山の上から街を見下ろす
などなど、
当時の手帳はもう捨ててしまったので現物はないですが
それはそれは崇高に、細かく具体的な目標を落とし込んでいました。
それが正解の世の中だったから
いかに具体的に夢を語るか、が面白さの指標になっていたから
それを愚直に信じていたから
(いわゆる意識高い系ですね)
でも、これを掲げ続けるのは至難の技でした。
だって、そもそもお金がないし、経験もないし、人脈もない。
求める領域までどれくらいかかるか想像もつかない。
仕事ってどうやればいいかもわからない
大人とのコミュニケーションってどうやれば、、、??
当たり前なんですけど、
具体的な目標を掲げることしか立派でいられる術を知らなかった自分は
崇高な目標を語るにはあまりにも実力のなさすぎることを棚に置いて、
面接、初めての出会いなど、様々な場所で目標を語りました。
語るのも大事だと聞いてたからですね。
そして、語る自分と理想の自分との乖離、
嘘をついている感、
目の前の仕事さえ満足に成果を出せない不甲斐なさ、
などの継続的なダメージに耐えうることができず
倒れることになりました。
つまり目標を ( 一時的に ) 諦めたということですね。
最後倒れた時は、
東京で、できて数ヶ月のスポーツメディアに住み込みでインターンしていた時でした。
与えられた任務は、
元球団社長の横で記事にできそうなことを見つけて編集部に共有するというもの
自分で記事を書くのではなく、ただ話題の共有ですよ
それができなかったんですね
憧れの職業をしていた人にべったりついていける環境にありながら、
まともに声をかけることもできませんでした。
こんなにできない弱いメンタルになったのは、
過去のトラウマじゃないか?
小学生の時いじめられていた友達のSNSを見に行って、
トラウマ解消しようとしてみました。
はたまた、離婚して父親がいないからでは?
父親のいない子供が受ける影響を調べました
私はアダルトチルドレン?
web記事を徹底的に漁りました。
そして、なるほど、そもそも教育の問題では?
夜中まで残業していた時、
ふとオフィスで母親に電話をかけ、
現状を共有し、なんでこんなふうになっちゃったのかなと質問をするように問い詰めました。
気を荒げるでもなく、淡々と、次々と、誘導尋問のように質問をして
「私の教育が悪かった」
と言わせるように。
言って欲しかった。
自分のせいではない、
何か、どうしようもない環境のせいだと思いたかった。
異常な狡猾さを自分で認識しながら、
電話口の母に言わせました。
「私が怒りすぎたからだね」
母が怒ってくれたのは、
信号を見ずに突っ走ってしまう視野の狭さ、衝動性があったからです
僕を殺さないために怒ってくれてたんです
それもわかってたのに
一番尊敬する人(母)が、
一番愛する人(僕)に対して、
20年以上施してきた無償の愛を、
間違いだったと一言、
認めさせたんですね
多分、母はわかってんだと思います。
苦しんでるだろうから、とりあえず合わせてくれたんだなと思ってます。
でも、それを認めるような物言いをするのは心の折れることだったでしょう
欲しかった言葉をもらって
満足というか、頭の中がゲームオーバーになって
電話を切って
大人になってから初めて泣きました
泣きすぎて、同じオフィスにいた全然関係ない人達にも気づかれてただろうなあ
大阪から身一つで来た学生が、夜中に咽び泣いている光景は
ヤバさ全開だったでしょう。笑
この出来事以降は、
目標との乖離を、なぜ、なぜ、と深堀することはやめました
意味がなかった。
目標を掲げ、そのギャップを可視化して、埋めていくこと、
そのプロセスは大事だと思うんだけど、
関わり方によっては、具体的な目標が自分を蝕むこともあるんだと、
なかなかその呪縛から逃れられない中で苦しむ構図があるんだと
(だって目標を掲げるのをやめるって、逃げるってことだった)
知ることになりました。
同時に、
環境のせいにしてその原因を探った先には何にもないんだということも知りました。
今、この瞬間の自分を、1mmでも前に進めることでしか
生きていけないんだと
その先に目標めいたものを達成できるかもしれないし
できないかもしれない。
その有無はどうでもいい。
その1mmを5mm、5cm、1m の進み具合にしていくには、
毎日のパフォーマンスを120%以上にしていく
つまり、健康にご機嫌に、着実に進めていくしかないということに
気付いたわけですね。
(あれ?デジタルヒーローの根本の考えじゃないか??書きながら気付いた。)
、、、
本当はもっと、目標との上手い付き合い方もあると思います。
目標が呪いじゃなくて、当時の工藤が目標との付き合い方が下手だったんじゃね?
今考えるとそうかもしれない
でも、同じように悩んでる人もいるかもしれない。
だから、先日の記事を書きました。
んん。。。。
なんかもうまとまらないというか辛くなってきたのでここまでで笑
目標の呪いにやられた日々について考えてたら、
デジタルヒーローの根本の考えがここで生まれたんじゃないかということを発見しました。
北極星の話もしないとなあ。
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