経営の見える化に大事なことって何でしょうか？
こうやって綺麗にまとまっていて
細かい数値も見れたらいいのでしょうか？
経営ダッシュボードがあれば、経営状況を把握できて、
舵取りができて、間違いない経営施策が取れるのでしょうか？
便利だし、経営に効果ありそう！
に見えるけど、、、
答えは NO です。
ただ経営を見える化しても、それだけでは成果は出ません。
確かに見える化だけでは意味ない！
見える化した後の行動が大事だ！
行動こそ正義だ！
、、、そんな話でもありません。
では経営の見える化に大事なことって何なのでしょうか？
こうやって皆さんに偉そうに問う私たちもたくさん間違いを犯し、
使われないダッシュボードをいくつも作ってしまいました。
自社のために必要だったり、お客さんに求められて作ったにも関わらず。
見た目もすごく良くて、綺麗にまとまって、利便性もあったにも関わらず。
結局行動に繋がらない。そんな見える化を支援してしまった。
いっぱい間違ってたどり着いた結論があります。
それは、
見える化は 「コミュニケーション（会話）が全て」
ということ。
つまり、この見える化をして、ダッシュボードを作って、
そこでどんな会話が生まれるかが重要なんです。
会話のイメージなくして、見える化しても成果は出ません。
いい見た目のかっこいいダッシュボードができて仕事で使ってみたところで
「なんかまとまってんなー」
くらいの価値になってしまいます。
そのダッシュボードを土台に話すことがないので、
頑張って作ったけど誰も見ない何かができあがります。
非常にもったいない。
見える化をして経営に活かすには、
先にどんな会話を生みたいかをイメージして、
その会話が生まれるように見える化しないといけないんです。
では、どうやって会話をイメージするのか？
経営や事業にはゴールがあります。
そのゴールを達成するために、各々がどういう活動をするのか、その内容や数量を確定し、
行動する
これが全てなんです。
つまり、
課題を見つけて解決策を行動に結びつけるまでの会話
これをイメージして、それが生まれるように見える化するんです。
行動に繋がらない全ては無駄です。
綺麗にまとまって見える化されていても、
最終的に行動に結び付かなければそれはゴミなんです。
だからゴールに結びつく会話、コミュニケーションを想像して、
その会話が生まれるような形を作り上げていくことが重要なんです。
例えばこんなふうに書き出してみるといいでしょう。
会話例）
経営会議にて…
「今月売り上げが下がった原因は？」
↓ ダッシュボードで売り上げ詳細を確認
「なるほど、この地域の売り上げが極端に下がったのか」
↓ その地域で何が起こったのかを調査
「競合が大きく広告を出していたみたいだ。
こちらも広告費を増やすか？それとも別の地域を狙うか？」
↓ ダッシュボードで地域別傾向を確認
「この地域では販売傾向が上向きで、競合もまだ手を出していません
売上の下がった地域からこちらに広告費用を移動しましょう。」
↓ 決断
「よし、このエリアに広告費を増やそう」
簡易的なイメージですが、こういったシナリオを考えてみるんです。
そしてこういった会話例を想像すると、
売上の月次の変化を追いかけるグラフが必要だな。。。
そのグラフを触ったら詳細が見えるような仕掛けが必要だな。。。
地域別の傾向が確認できるような地図情報が必要だな。。。
地域別の傾向を反映できるような営業実績データが必要だな。。。
営業に負担を与えずにデータを取れるようなアプリが必要だな。。。
こうやって、見える化、ひいてはデジタル活用のあり方が徐々に定まってきます。
デジタル化も見える化も、経営のためにすることです。
経営に活かせていなければ、それはなんなのでしょうか？
見える化は楽しそう！
ダッシュボードあったらデジタル化っぽくてかっこいい！
確かにそんな思惑からスタートするのも悪くないし否定はしませんが
でもその前に、実用性あるものを生み出せる取り組み方か？
を、再度確認してみることは大事かもしれませんね。
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